玉川大学 公開講座 2014春
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16〈定員〉30名世界遺産の魅力 -世界の宗教と建築・庭園様式-NPO法人 世界遺産アカデミー主任研究員 目黒 正武世界文化遺産の登録・保全活動は、歴史的建造物の保全活動から始まりました。各時代の建造物を保全することで、その時代の文化や社会状況を後世に伝えようという考え方です。改めて世界文化遺産を見てみると、宗教に関係する建造物が圧倒的に多いことに気付きます。世界各地、各時代の人々は、それぞれの信仰心、宗教活動の証を建造物で表しました。各地、各時代における最高の建築技術と美意識、そして莫大な資金を結集して神社、寺院、聖堂などを建築したのです。言い換えれば、宗教建造物は各地、各時代を代表する建造物で、その意味では世界文化遺産に登録される資格を十二分に有しているわけです。2014年の世界遺産講座は、世界文化遺産登録物件を通して、世界の宗教の特色と、それぞれの時代背景に迫ります。土曜日 全3回 5/24 5/31 6/7 10:00~12:00テキスト:プリントを配布I1-500-01開講日備 考11,000円受講料第1回 アジアの宗教と建築・庭園様式アジアには、仏教をはじめ、ヒンドゥー教、道教、儒教など様々な宗教があります。日本は、古来、自然崇拝に基づく神道の国です。神道も含めアジアの宗教は、基本的に、他の宗教に対し寛容であり、多神教の要素を含んでいます。この寛容性は、日本において「神仏習合」という独自の信仰形態を生み出します。春の講座は、日本を始めとするアジア各地の宗教の特色と、文化交流の歴史を世界遺産から見ていきます。今後の予定第2回 一神教の歴史と建築・庭園様式第3回 各地の宗教と文明間の対話講師経歴1953年横浜に生まれる。大学卒業後、旅行会社に就職。海外を中心に世界遺産を数多く訪問する。2005年世界遺産アカデミーの設立に参加、検定事務局を担当する傍ら、様々な教室で世界遺産に関する講座を担当、独自の切り口で、それぞれの世界遺産を紹介する。テキスト:プリントとレジュメを配布*富士塚探訪時の交通費、昼食代が別途必要です。備 考富士山と富士信仰を知る -富士塚探訪-玉川大学文学部助教 マルコ・ゴッタルド火・土曜日 全2回 6/28㊏ 10:00〜12:00 講義[ユニコムプラザさがみはら]7/ 1㊋ 10:00〜16:00 富士塚探訪[都内各所]I1-550-00開講日2013年、富士山は「信仰の対象と芸術の源泉」として、ユネスコの世界遺産に指定されました。この講座はこの信仰の山としての富士山の歴史を、講義と、実際の富士塚探訪を通じて紹介します。講義では、富士山と関連づけられた神仏や聖なる山としての富士山の地勢について、また民衆宗教としての富士信仰について説明します。関東地方では、江戸時代に多くの富士講が組織され、それぞれが独自の形で富士山を信仰しました。東京にある富士塚(富士山のレプリカ)のいくつかを実際に探訪してみることで、こうした信仰のあり方が如実に見えてきます。また富士信仰は、江戸時代の民衆文化に大きな影響を及ぼしました。大衆文学(黄表紙など)や芸術(浮世絵など)にみられるこうした影響の一部も扱います。富士信仰のあり方を学ぶことを通じて、宗教と文化がいかに深く結びついているかも、垣間見えてくることでしょう。第1回目 講義「富士塚の歴史」第2回目 富士塚探訪玉川学園駅を午前10時に出発し、東京にある富士塚のいくつかを実際に訪れます。この日は、都内の富士塚の一部で「お山開き」が行われています。現在探訪を予定しているのは駒込富士、十条富士、下谷坂本富士、浅草冨士です(変更することもあります)。11,000円受講料〈定員〉15名講師経歴玉川大学文学部比較文化学科助教。出身は、イタリアのトリエステ。イギリス・ヨーク大学(遺伝学、B.Sc.卒業)ニューヨーク・ロックフェラー大学大学院(分子生物学・生化学、Ph.D.修了)ニューヨーク・コロンビア大学大学院(宗教学、M.A.とM.Phil.修了)専門は宗教学。研究テーマは日本宗教、民間宗教、宗教と思想、宗教と科学、比較宗教。

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