アメリカ東海岸、マサチューセッツ州の沖に浮かぶ小さな島、ナンタケット島。
17世紀から18世紀にわたり世界屈指の捕鯨の基地として栄えた島で、捕鯨船の乗組員がフィリピンや南の島から持ち帰った籐と鯨から採れる油を入れる樽を作る技術が出合い、作り上げられたものがナンタケットバスケットです。
20世紀に入り捕鯨の島から高級避暑地へと生まれ変わった島では、バスケットもそれまでの日用品としての「かご」から網目の細かい繊細で美しいバッグへと徐々に姿を変え、今ではフォーマルな場に持つことが許された唯一のバスケットとして知られています。
このナンタケットバスケットの制作教室を日本で初めて開講したNew England Nantucket Basket Association (NENBA)は、正統なナンタケットバスケットが持つ魅力とその歴史、伝統的制作技術をお伝えしています。
この講座はバスケット制作を基本のラウンド型から順をおって制作していきます。完成後は眺めているだけでも楽しい気分になるバスケット制作をお楽しみください。