世界遺産の魅力

―ギリシャが憧れたオリエント―

世界遺産の魅力

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15,000円 (税込)

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BC8世紀に書かれたホメロスの「イリアス」に登場する“トロイア戦争”
写真はトロイの木馬とギリシャ軍の総大将、アガメムノンの黄金マスク
  • 講 師 目黒 正武 日本イコモス国内委員会会員 / 元NPO法人世界遺産アカデミー客員研究員
  • 曜 日 土曜日
  • 時 間 10:00~12:00
  • 回 数 全3回
  • 備 考 テキスト:プリントを配布

講座紹介
1)春の講座:「古代オリエントの東西交流」
ヨーロッパ文明の原点はギリシャ文明にある、と言っても過言ではないでしょう。それではギリシャ文明の原点はどこにあるのでしょうか?世界遺産登録物件の背景を、その関連性から観察すると、そこにオリエント(中近東)の古代文明の存在が浮かび上がってきます。例えばトルコの世界遺産「トロイアの考古遺跡」で確認できる“トロイア戦争”や「ネムルト・ダーの巨大墳墓」に遺るオリエント風の帽子を被ったギリシャの神像などです。それは紀元前から活発だった「古代世界の東西交流」の歴史であり、「ギリシャのオリエントへの憧れ」があった証拠でもあります。2023年度の「世界遺産の魅力」は、ギリシャ文明にも影響を与えたオリエントの古代文明を世界遺産から見ていきます。春の講座では、メソポタミア文明とインダス文明の交流、交易の歴史を世界遺産を通して楽しみながら見ていきましょう。秋期講座以降では古代オリエント世界の形成に大きな影響を与えた“アーリア人とゾロアスター教、バラモン教”の関係、そしてギリシャのオリエントへの憧れを象徴する“アレクサンドロス大王の東征”を世界遺産から確認する予定です。1年を通した講座で、大きな異文化交流の歴史を見ていきますが、春、秋、冬、各講座だけの受講でも楽しめる内容をご用意いたします。

2)秋の講座:「アーリア人の南下とゾロアスター教、バラモン教‐」

3)冬の講座:「アレクサンドロス大王の東征とヘレニズム文明‐」

*秋冬の講座日程は、8月中旬頃にご案内を予定しています。
講師経歴
1953年横浜に生まれる。大学卒業後、旅行会社に就職。海外を中心に世界遺産を数多く訪問する。2005年世界遺産アカデミーの設立に参加、検定事務局を担当する傍ら、様々な教室で世界遺産に関する講座を担当、独自の切り口で、それぞれの世界遺産を紹介する。
日程
第1回5/20(土)
第2回6/3(土)
第3回6/10(土)

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