世界遺産の魅力 春の講座[5/11(土)〜]建築様式で見るヨーロッパの歴史:“神の館”から“人間の住い”へ

受付終了

講座概要

講座番号 3010-2024S011
曜日 土曜日
開講期間 2024/05/11(土)2024/05/25(土)
時間 10:00~12:00
受付期間 2024/03/06(水)2024/05/04(土)
受講料 一般:15,840円、 学友会終身会員:12,672円、 学友会年会員:12,672円、 在学生:15,840円
実施方法 対面
会場 玉川大学(大学1号館)
講師 目黒 正武

講座の内容

「“神の館”から“人間の住い”へ」
初めて世界遺産が登録されてから45年が経ちました。1978年に12件が登録され、初の世界遺産が誕生したのですが、2023年、45件が新規登録され、現在の登録数は1,199件です。45年で登録数は、約100倍に急増しています。これは、驚くべき波及力、と言えます。特に文化遺産は、1978年の8件から2023年の新規登録、36件を加え932件。116.5倍に増加しています。“人類の歩み”を映し出す文化遺産の登録は建造物(遺跡を含む)登録から始まりました。これは「石造建造物」を進化させてきた「ヨーロッパの価値観」から始まった考え方なのですが、逆にヨーロッパの文化遺産からは“ヨーロッパ人の歩み=ヨーロッパの歴史”が見えてくることを意味します。

春の講座では「“神の館”から“人間の住い”へ」と題し、ルネサンス以前とルネサンス以降で、大きく変わった建築物の建造目的を世界遺産で見ていきます。
本講座は1年を通し一つのテーマを追う講座で、今回のテーマは「ヨーロッパの歴史」です。ギリシャ建築からモダニズム建築までを取り上げる中で「ヨーロッパの歴史」を見ていきますが、春、秋、冬、各講座だけの受講でも楽しめる内容をご用意いたします。

講座関連画像

講座スケジュール

実施日 備考
1 2024/05/11(土)
2 2024/05/18(土)
3 2024/05/25(土)

対象

どなたでも

教材

プリントを配付(教材費込)

持ち物

筆記用具

講師紹介

目黒 正武
日本イコモス国内委員会会員 / 元NPO法人世界遺産アカデミー客員研究員
1953年横浜に生まれる。大学卒業後、旅行会社に就職。海外を中心に世界遺産を数多く訪問してきた。2005年、世界遺産アカデミーの設立に参加。2023年世界遺産アカデミーは勇退するが、様々な教室で世界遺産に関する講座を担当している。講座の特徴は、世界遺産の横のつながりに注目し、「文明間の対話」から誕生する「新しい価値観」の歴史に焦点をあてた切り口にある。

目黒 正武